COLUMN香流歯科コラム


マスク緩和 口臭気になる
2023.07.31
新型コロナウイルス対策で推奨されてきたマスク着用がマスクを外す機会が増えて口の臭いが気になる人もいるようです。
口臭の元は食べかすや歯周病菌など。臭いの原因物質は水溶性なので、口内が乾燥すると口臭が強くなります。コロナ禍でマスク生活が常態化し、鼻が抑えられたり、会話の機会が減って口の周りの筋肉が緩んだりして、口呼吸が癖になったことで、口臭が発生しやすい状況になったという。マスクを着けている分,滞留した呼気の臭いを感じやすくなった側面もあります。
対策としては、まず口内の乾燥を防ぎたい。「意識的に口を閉じて唾液で口内を湿らせることや、水を飲んだり口をすすいだりすることだけで、臭いはかなり軽減できます」
歯みがきもかかせません。マスクを着用していると食後の歯みがきを怠ることがあります。忘れずに歯みがきをしましょう。
歯間の汚れを落とす歯間ブラシやデンタルフロスも併用したい。ブラシは棒状やL字、軟らかいゴム製など様々な形や太さ、素材のものがある。歯間の幅や歯茎の状態を見ながら、使いやすいものが良い。
マウスウォッシュ(洗口液)も有効です。時間がないとマウスウォッシュだけで済ませる人もいますが、乾燥防止になっても汚れは落とせません。歯みがきを欠かさず、快適で清潔な口内環境を整えて下さい。