COLUMN香流歯科コラム


ノンメタルクラスプデンチャー
2020.06.30
高齢化が進むにつれて義歯の需要はますます増えています。近年は義歯への期待度が高くなってきています。そのなかでも、パーシャルデンチャー(部分入れ歯)のメタルクラスプ(金属のばね)は、とくにその治療への満足度を下げるものの1つです。入れ歯を入れていると気づかれない「レジンクラスプ」を使用した「ノンメタルクラスプデンチャー」を紹介します。
利点:①義歯を入れていると気づかれにくい ②装着感がよい ③食渣が詰まりにくい ④歯を大きく削らない ⑤金属アレルギーにも対応できる ⑥臭いがつきにくい
欠点:①辺縁歯肉の自浄性に劣る ②材料の耐久性が低い ③剛性が低い
症例①外観を気にする症例症例②外観を気にする症例
ノンメタルクラスプデンチャーは歯頚部歯肉を覆う部分が多いことから、残存歯を歯周疾患やう蝕から守るための配慮が必要となります。審美性にかかわる部分のみレジンクラスプ(プラスチックのばね)にしてその他はメタルクラスプ(金属のばね)にして適合性にも配慮した設計にしています。
保険のきかない自費の入れ歯になりますが、ご興味のある方は当院のスタッフまでお気軽にお問合せ下さい。