COLUMN香流歯科コラム


もったいないオーラルケアしていませんか?
2021.09.30
酸性度の高い飲食物を摂ってすぐは、酸により歯の表面が一時的に軟らかくなっています。その状態で歯みがきをすると、歯ブラシが歯を傷めかねません。時間がたてば唾液の作用でお口なかの酸が中和されるので、歯みがきは30分ほど待ちましょう!
健康のために、黒酢やグレープフルーツなどを毎日摂る人が増えています。そうした酸性度の高い飲食物を摂ってすぐの歯みがきは、歯を傷めてしまう危険があります。
すっぱいものを飲食したあとは、歯の表面が酸で一時的に軟らかくなります。(これが習慣的に続くと酸蝕症の原因になります)この状態で歯みがきを毎日していると、やがては歯が摩耗して知覚過敏になったり、歯の内部の象牙質が露出してしまいます。
歯へのダメージを避けるには、酸性度の高いものを摂ったあとは30分ほど置いて、唾液が酸を中和するのを待ってからみがきましょう。一緒にほかの食品(パンやチーズなど)も食べて、お口の中を強い酸性に傾けないという方法もあります。
ちなみに、酸性度の高い飲食物を摂っていないのなら、食後すぐに歯を磨いても問題ないですよ。