COLUMN香流歯科コラム


こどものお口を育てるヒント集
2024.03.31
こどものお口の育ちは、自然と身につくのではなく、毎日の経験により学習していくものです。個人差が大きいため、ひとりひとりの育ちに合わせて見守ることが大切です。
●1歳6か月のこどものお口 奥歯がはえ始めます。
奥歯がかみ合うことにより、食べ物をすりつぶして食べる本来 の意味での「咀しゃく」が始まります。食べられる食材のバリエーションが増えていきます。離乳完了期と言われていますが、咬む力は十分についていません。大人と同じ食事はもう少し先になります。歯の生え方には個人差があります。奥歯がまだはえていない、はえる途中でかみ合わせが出来ていない場合、咬みにくい食材もあります。あせらず奥歯がはえるまで待ちましょう!
●生活リズムとむし歯予防
①3回の食事、おやつ、あそび、睡眠という生活リズムを作ることが大切です。②寝かしつける時や夜中に哺乳ビンで飲み物を与えると、むし歯のリスクが高まります。③こどものおやつは食事を補うものであではありません。「おやつ=お菓子」ではありません。食事の直前は避け、おやつタイムを楽しみにしましょう。
●毎日の歯みがきと定期的な歯科健診を習慣に!
①子供が歯みがきをした後に、保護者が仕上げみがきをします。楽しいスキンシップの時間にするとよいでしょう。歯みがきを嫌がるときは短時間ですませ、最後にしつかりほめてあげましょう。歯みがきの習慣をつけることが大切です。②むし歯予防に「フッ化物配合歯みがき剤」の利用がおすすめです。1日2回、米粒くらいの量を使い、歯みがき後はティッシュなどで軽く拭き取ります。③奥歯には細い溝があり複雑な形をしています。はえたての歯はむし歯になりやすいため、かかりつけの歯医者さんで定期的な健診やフッ化物塗布、むし歯予防のアドバイスを受けましょう!